「留守」

寺本です。更新が遅れておりまして申し訳ございません。

舞台美術がまだ上がっていないのですが、とりあえず登場+退場の場所など必要最低限のことだけを決め、立って稽古を行いました。

立つと、台詞がポコポコと抜け、相手の台詞をしっかり聞く余裕がなくなってしまうのは・・・私だけですね(汗)。なかなか会話にならず、難しいです。

橋本さんは、あの独特の個性+演技・・・と申しますか、纏うオーラと申しますか、それが素敵かつ面白く、こちらまで笑いを堪えるのに必死だったりと、常に気の抜けない状況の中、我々は稽古しております。

笑いを必死で堪える森川さんの、あの苦い顔に、思わず初々しさを感じてしまう寺本でした。
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台詞の行方

4月27日(金)曇り 長谷川

さて、引き続き「驟雨」と「紙風船」の稽古である。

少し稽古場に着くのが遅れたのだが、紙風船は紀伊川氏と江口嬢の役が入れ替わりで読み合わせられていた。

紀伊川氏が女言葉を使う。

あまり違和感はない。

何故であろうか?

意外にその道でもいけるのかもしれない。


そして驟雨のニュアンス飛ばしである。

正直、登場人物一人が喋っている時間が長い。

たまに喋りながら魂が抜けていく感じがする。

何処へ行くのだ。

その後は再び紙風船、驟雨と進む。

久しぶりにニュアンス有り、好きにやって良いと言われる。

これも久方ぶりである。

やはり、自由を得ると気持ち良いのものだ。

酔いしれた結果、稽古後、江口嬢より相手に台詞がかけられていないとダメをもらう。

うむ、まさに、だ。

芝居は一人でやる訳ではない事を、再認する。

驟雨は黄金週間に入る。

台詞が心配なのである。

亀岡氏、はまる

4月26日(木)小雨 長谷川

今日は「可児君」と「驟雨」の稽古である。

「驟雨」は先日から正座でとの命がおりた。

血流はまさに、抑止されたままなのだ。

先日は立ち上がれないで地を這った。

しかし今日より、正座は演出より自分の出番だけで良いとのお達しが出た。

幸運である。

何故ならば、僕は少し後になってからの出番なのだ。

マダム・リョウコとはたもと嬢に心で詫びながらも、若干の幸せに浸る。


そして、少し久方ぶりに可児君を読み合わせる。

亀岡氏がはまってしまった。

素の笑いにである。

橋本氏の顔を見るたびに、笑う亀岡氏。

こうなると、収拾がつかなくなるのである。

橋本氏の顔はそんなにツボにはまるのであろうか。

いや、わかる、わかる気がするのだ。

橋本氏の顔は、見るもの全てを土器の世界に誘うのである。

ハニワである。そう、ハニワなのだ。

可児君の稽古は、皆おかしな盛り上がりで幕を閉じたのである。


自主練日

4月25日(水)雨 長谷川

今日は自主練である。

「留守」「驟雨」「紙風船」それぞれ別れての稽古である。

皆、それぞれがそれぞれに自分の稽古にいそしむ。

しかしである、稽古場は何だかおかしい。

ここは何処なのだと思ふ。

台本の時代背景もあるのだろうが、混沌としている。

嘘くさい落語調の声が聞こえる。橋本氏だ。

おほほ、おほほと高笑いが聞こえる。寺本嬢だ。

優しげなエロくさい声が聞こえる。紀伊川氏だ。

艶っぽいエロくさい声が聞こえる。江口嬢だ。

およよ、およよと悲しげな声が聞こえる。マダム・リョウコだ。

そして示し合わせたように、沈黙がおとずれる瞬間があるのだ。

劇的ではないか。

その数秒後、再び混沌として稽古が始まるのである。

ここは、一体何処なのだろうか…。

「驟雨」「紙風船」

きいかわです。
ひさびさの稽古場日誌です。
今日の稽古もニュアンス飛ばしての稽古でした。
ただ今日は正座で。
「紙風船」はそうでもないんですが、「驟雨」はそこそこ長いのです。
みんなもんどりうってました。このままでは、はけれません。加納は「誰か私を場転して!」と叫んでおりました。どうなりますやら。

「留守」

更新が遅れておりまして、大変申し訳ございません。留守の稽古が行われていないわけでは決してありませんので。今回も寺本がお送りいたします。

本日は、前回の稽古で出されていた宿題の、エチュードをやりました。設定は、「高校生の修学旅行」です。その修学旅行からの帰り電車内を舞台として、あの頃の初々しさを思い出すべく、エチュードは行われました。

森川さん+寺本は好きな人の話題で盛り上がり、橋本さんは森川さんへ密かに想いを寄せている、いう設定です。エチュードはかなり苦手な寺本でしたが、そこは先輩の森川さんがしっかりとリードして下さいました。

このエチュード、北海道へ行った帰り・・・という設定で、これは寺本の実体験が基にされています。昼食にラーメンと寿司を食べ、そのラーメンがあまりにコッテリだったので、夕食のバイキングは殆ど食べることができなかった・・・という体験まで使わせていただきました(笑)。

橋本さんはタジタジしながらも、森川さんと寺本の駅弁を残さず食べ、森川さんに告白の機会をうかがいます。少しタイミングはズレちゃいましたが、寺本はトイレへ行き、森川さんと橋本さんの二人っきりに。これはチャンス!!と思いきや・・・結局、橋本さんは告白できないまま、このエチュードは終了と相成りました(苦笑)。「だって、はしけん(橋本さん)がなかなか言わないから、(このエチュードが)終わらないんだもん・・・」と、森川さん談。

お芝居のときに、この「初々しさ」を再現するのが、今回の課題です。なかなか難しいですが、楽しんでエチュードをやれたのは、これが初めてかもしれません。

驟雨とは

4月20日(金)晴れ 長谷川

さて昨日に引き続き、「驟雨」の単独稽古である。

残念ながらマダム・リョウコは風邪を患ってしまったらしい。

お休みである。

とにかく代役を立てつつ、一度読み合わせる。

ここで、多少疲弊の色が見える。

引き続き、台詞のニュアンス飛ばしである。

その時の感情や気持ちは保ちつつ、台詞はほぼ棒読みになるのだ。

実は、個人的にこれが非常にやっかいである。

かなりストレスが溜まるのだ。

終わってみると、やはりぐったりである。

はたもと嬢曰く、いつもの芝居の三年分は喋っているとおっしゃる。

ふむふむと同意しながらも、早く台詞を覚えねばと奮起する。


ちなみに「驟雨」とは、にわか雨や夕立の事を指すようだ。

まさに夕立の如く、怒涛のように喋り続ける、我々一人一人が雨雲なのだ。

ぐったりなのだ

4月19日(木)晴れ 長谷川

今日は「驟雨」のみの稽古である。

また演出が急遽お休みとなった為、自主練とあいなった。

台詞を覚えるには丁度良い時間でもある。

2回通して読み合わせてみる。

1回目を読み終わったときすでに、メインの三人はぐったりしている。

とにかく登場人物がよく喋る。

一度口を開くと、延々と喋り続ける。

普段、一人がこれほど喋り続ける事があるだろうか?いや、なかろう。

2回目通し終わると、最早抜け殻である。


しかし結婚というものは不可解なものだ。

三人のなかで僕は結婚経験がない。

加納嬢など新婚真っ只中だ。

仏蘭西産の赤いプジョー306でやってくる彼女は、マダム・リョウコなのだ。

離婚の話云々の稽古後、新婚の家庭に帰るマダム・リョウコ。

少々、不条理を感じるのである。

「紙風船」+「留守」

寒い、寒すぎる。今は何月でしたっけ。4月でしょ、寒すぎやしませんか?もう春ですよね、そうですよね、そう信じていいんですよね?・・・なんて会話を江口さんと交わしました、寺本です。いや、ここまで語ってはいないけれど。

まずは紙風船チームの読み合わせからスタート。江口さん、紀伊川さんの読みを聞いていると、思わず私は顔がニヤニヤ・・・。お二人の放つ、甘いようで、でもどこかほろ苦いような空気が、私の顔をクニャクニャにします。何だか溶けてしまいそうです。だから普通ではいられません。別にそこまでエロくないのに、どうしてこんなにエロいのでしょうか。顔がなかなか元に戻りません。どうしましょう。お二人の熱演に、胸を打たれる今日この頃です。

留守チームは前回のように向かい合い、台本を離して稽古。あぁ、何だか森川さんがとても可愛い。可愛いのです。初々しいって、こういうことを言うのかなぁと、また一つ勉強させてもらいました。橋本さんが、途中、不可解な動きをしていて、「これは何を意味する動きなんだろう・・・」と思っていたら、「足が痺れてしまった」とのこと。座敷でのお芝居なので、正座が付き物なのです。これは辛い。辛いです。だけど、その時の橋本さんの動きが、時代劇に出てくる御奉行様の、袴を払う(?)動きに何となく似ていて、そちらに思考が傾いてしまい、少し反省。橋本さん=御奉行様になってしまいました。ちなみに留守チームは、宿題を出されましたよ。あわわ。

こうして我々は、雨ニモ負ケズ、稽古に励むのでした。

江口嬢、合流

4月17日(火) 花冷え 長谷川

さてさて、本日は「紙風船」と「可児君の面会日」の稽古である。

日誌を書く三人だが、一応の担当は決まっている。

しかし、稽古が2作品や通し稽古のときは担当がずれる場合もある。

事情である。


話を稽古に戻してみよう。

紙風船は言わずと知れた、岸田國士の代表作である。

ゆえに奥深い。

若夫婦のみの二人芝居に、紀伊川氏と江口嬢が挑む。

これもまた、「驟雨」と同じく結婚後に関しての男と女の話だが、こちらの作品はよりシリアスを感じる。

この夫婦は先々、下手をすると「うちやまつり」の佐藤夫妻のようにならないかと心配だ。

心配したところで戯曲には先々の事など書かれていないのだが。

初読み合わせである為か、探り探りである印象は受ける。

だがしかし、紀伊川氏はエロい。

エロいのだ。


「可児君の面会日」はコメディである。

不覚にも笑いを誘われてしまう。

何度か読み合わせているが、ついクスリとツボを刺激されるのだ。

演出より、一つ指令がおりた。

なるほど、そうするとクスリではなくプッと我慢ができなくなる。

稽古場も明るく朗らかな、花見気分である。いやいや、酒は呑んでいない。


今回は4本の作品がある為、何人かは複数の作品に出演するのである。

そうしてまた、紀伊川氏である。

台詞に集中するあまり、息を吸うのを忘れていたようだ。

凄まじい役者魂を感じざるを得ない。

いやはや、そうして、やはりこの作品でもエロいのである。

エロいのだ。

「留守」チーム

皆様、こんばんわ。桃園会に入団して一年目の寺本です。本日は「留守」チームの単独稽古でした。留守チームは私、寺本と、森川さん、橋本さんとで稽古をしています。三人だとちょっぴり寂しい気もするけれど、でもそれはそれで逆に楽しいような。

まずは読み合わせ。うぅ・・・緊張しますね。自分だけでしょうか。

お次は椅子に座ってお互いに向き合い、台本を離して稽古。お互い、相手の顔をしっかり見ていたので、相手の反応にドキドキしてしまいます。

その次は台本を持ってニュアンス飛ばし。だけど句読点はしっかり守ります。私、寺本は句読点を無視して、ついついザザーっと言ってしまいそうになります。意識を集中させねばならず、意外と難しいと感じました。

最後は大きな声+早口で読み合わせ。寺本は途中で台詞が絡まってしまいました。しかし森川さんはスラスラ~っと、それは美しく読んでおられ・・・感動です。橋本さんの声はとても明朗で、何だかこちらまで元気になれる気がします。

脚本が現代の言葉ではないので、台詞覚えに皆さん、かなり(?)苦労しているご様子。私自身も、それはもう苦しんでおります。さて、次も頑張りますよ。

読み合わせ

4月13日(金)若干の曇り

さて、すでに稽古が始まっているのである。

岸田國士作品とは恐れ入る。なので、日誌も少し文学的な感じでいこうと思うのだ。(長谷川のみ)

欠席者も何人かいるが、とりあえず読むのである。

読めば読むほど、50年以上前に書かれたものとは思えない。

さすがと思いつつ、うむむと唸る。とても手強いのだ。

さらに、若干言い回しがいやらしい、エロな部分もある。

いやいや、エロなのか?想像力をかきたてる一言の台詞。

僕は「驟雨」という本にキャスティングされた。

今で言う、成田・関空離婚のような話だ。

結婚とは何ぞや?男と女とは何ぞや?

そこで、劇団員同士が結婚したと仮定して、成田離婚をしそうなカップルを考えてみた。







…うむ、全員駄目だ。即刻離婚だ。

無念と思いつつ、台詞を覚えにかかろうと思う。






プロフィール

桃園会

  • Author:桃園会
  • 桃園会第50回公演
    『深海魚』
    作/深津篤史
    演出/森本洋史

    会場/ウイングフィールド
    2018年3月25日(日)-27日(火)

    詳しくは桃園会ホームページで!
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