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8回目 『勝負の終わり』を読んでみる。その3

はたもとです。
昨日とは参加メンバーが入れ替わったので
引き続き『勝負の終わり』を読んでの読解から
『深海魚』をどう読むか、の話です。

少しネタバレになりますが、再再演ですので恐れずに。
初演の頃は、深津が「時系列はゆがめずに書く」
というのをルールにしていたので、
1夜、2夜、3夜、4夜と名付けた各場が
1夜→2夜=3夜→4夜となっていました。
2夜と3夜は二つの部屋の向こうとこっちで
同時に進んでいる、ということです。
2夜でAが「おーい」と呼ぶと
3夜ではAの声が「おーい」とどこかから聞こえるわけです。

そうやって読んでいくと、初演の台本は少しはわかるのですが
再演の方はそうはいかないんですね。
あれ?この人は向こうにいたはずなのに、こっちにもいるよ、とか
同じセリフが出てきても、時系列に沿ってない、とか。
一筋縄ではいかないんですね~。

どこまではっきりと世界を決めていくのかは
演出しだいなのですが、
役者が演じる手掛かりは必要で…。
「森本君はどんな物語としてこの作品を作るつもりなの?」
なんてシビアな質問が飛んだりして。

11月の稽古は今日まで。
12月に会えるまで、ゆっくりとこの作品について
各自考えて来ようね、と別れました。

皆さんも、深津コレクションで『深海魚』を読んで
どんな作品なのか考えてみて下さい。
深津コレクション

『深海魚』は深津篤史コレクションⅠに収録されています。
詳細は深津篤史コレクション公式サイト
本の詳細はhttp://fukatsu-collection.info/fukatsu-shigefumi-collection-about/
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7回目 『勝負の終わり』を読んでみる。その2

はたもとです。

さて、『勝負の終わり』、読んでみて、どうでした?

『深海魚』との共通点は、目覚まし時計、脚立、
足の悪い男(ハム)、若い男(クロヴ)、…世界観?

『勝負の終わり』自体がかなり難解で
注釈がたくさんついているので、
それを見ながら今度は『深海魚』と比べて
あーでもない、こーでもない。
キリスト教的には神様は一人だけど…とか
最後の審判でラッパが鳴るのはどういうことなの?とか
知らないことも一杯だし、すごい誤読もあえてしてみたり。

みんなで探っていくのって大変だけど楽しいですね。
他にも、今回初めて『深海魚』に参加する方々に
初めて読んでみた時の印象などを聞いてみました。

劇作家の頭の中で役自身が物語を作るために
ごっこ遊びをする…なんてすごく面白い!
肉屋と床屋は人を殺してて、
その肉でホットドックが…怖すぎる!

いろんな見方があるんです。
そして今はどれも正解です。
あとは、演出がしっかりと道筋をつけてくれたら。
どんな作品になるか、本当に楽しみです。
ご期待くださいね。

6回目 『勝負の終わり』を読んでみる。

深海魚004
はたもとです。
さて、ベケットの『勝負の終わり』です。
ご存知でしょうか。
初演の時からこの作品を参考にしている、と聞いてはいたのですが
今ほどネットですぐ買えるって時代でもなかったので(1996年ですもの!)
実はちゃんと読んでませんでした。えへへ。
ごめんなさい!

今回あらためて読み直すと、あらあら、一部引用されてたりするし
読み込んでいくと登場人物の関係性も類似点がある…。
でも、なかなか読み込むのが難しい作品なので
みんなで読んでみよう!となりました。

役を振って、ト書きもしっかりと…。
それでもなかなか難しいですね。
どんな世界なのか、どんな人たちなのか、
想像しながらゆっくり読んでみました。

そして、『深海魚』との共通点はどこ?
キーワードは?
なぞは深まる…。

今日は読み終えるだけで精一杯だったので、読解は次回に!

5回目 立ってみる

森本です。
振り返って1回目の稽古全員で初めの読み合わせの時はとても緊張しました。いろんな意味で失敗してはいけないというプレッシャーがありました。とりあえず失敗しないようにと無難にゴールを目指すのではなく、本番までたくさんチャレンジして失敗しまくろうと、そんな稽古場にして行ければと思ってます。
今回稽古期間が11月から3月という長丁場なのでどの様に進めたら良いのか悩みました。2月末からの1ヶ月が本格的に詰めた稽古期間になります。それまでをどんな稽古スケジュールにしようかなと。11月の稽古もあと数回。3月の本番に向けて徐々に立ち上げていくのが良いのかもしれないと思いつつ、細かい稽古スケジュールを組むのは悩む。どんな稽古だと稽古場が贅沢な時間になるかなと考えて、一旦1月末の稽古までに1場を上演できる所を目標にしてみようと思います。出来た1場を土台にするか変化を入れてみるか。という実験。1月末まではあと13回。
という事を考えながら稽古場へ。実際に1場を立ってみましたが準備不足でした。自分の中で明確でない所、明確にせずぼやかしたままにしたい所をどうするか。思った事をすぐ実行する前に準備しとかないと。
次は深海魚のモチーフになってる、ベケット の『勝負の終わり』をみんなで読みます。


4回目 コントっぽく?

稽古の始めにあたり、演出が「どうすれば作品がより魅力的になるのか」みたいなことを発表。
なんだか、それがルーティーンしていく予感?!

てなことで、今日は、とにかく面白いものを見たいというリクエストで、コントっぽく?がテーマ?

『深海魚』ってセリフの掛け合いにスピード感があって面白い!そこをクローズアップする!
やりすぎでも構わないので、どんどん好きにやっちゃって!

役者が楽しめば楽しむほど、戯曲に描かれた世界観が見え隠れするようで、
それをどんどん集めていきたい!と。

確かに、初演、再演とも、役者自身何やってるかわからない間に終わっちゃったっていう感想がちらほら。
でもお客さんにはとても好評で、ある方に言わせると、ぶっ飛び方がイイ!らしい。

理屈を超えた先に見えるもの、それって、もっと動物的な何かなのかしら??

世界の果てにみえる命の根源みたいなもの?

難しいことはおいといて、ごっこ遊びに夢中になるべし!
と、次回のテーマまで飛び出して本日のお稽古は終了!!!

演出、ちょっと前のめり過ぎやしませんか?
と、ま、いいか。

Banri

3回目 好きにやっちゃって!

この間、顔合わせの飲み会で「いろんな人がいろんな役になったら面白いかも」みたいな話になりまして、
というのも、深海魚ラボでそんな話が出て、一度お試しでやってみたいのでやってみてください。と。

ども。森川です。ご無沙汰しておりました。。。

ちょっぴり、演出家森本くん口調で始めてみました。

で、何をやったかと言いますと、
今日はお休みさんも多かったので、第1夜を中心に、読みたくなった人が、その役を読んで、
別の人がその役を読みたくなったら、その役を途中で取っちゃう(読んじゃう)。ってな事をやりまして・・・。

う~む。説明しにくい・・・。

とにかく、好き勝手に、いろんな役になって、場を回すんです。

で、2回目はそれにアイテムと動作を加えて、よりハードに。

やりたい役のアイテムをもって、動作(スクワットとかその場足踏みとか)しながら読み合わせ。
もちろん途中でそのアイテムを奪い取って自分がその役になっても良いし、
誰かにそのアイテムを渡すことで、その渡された人がその役になって動作も交えて読んでいく。

結構ハードな動きも相まって、終盤はグダグダ。

ま、演出は結構楽しんでたみたいで、何かのアイデアにはなったのかしら?

深海魚003

深海魚002

2回目。コードネームで遊びます。

早速2日目です。
まずは読み合わせから。
演出によると、なるべく役作りなどせず、
自由に思いつくまま読んで、とのこと。

劇中に出てくるコードネームってのがあるのですが、
それを役者の名前にして読んでみました。
「街金は、外回り」を「辻井は外回り」なんて。
「薬局が大丈夫って言うんだから大丈夫だろ」が
「はたもとが大丈夫って言うんだから大丈夫だろ」とか。
なんだか変な感じです。
一番若い辻井さんは、わたしやはしぐちさんの半分の歳で。
そんな関係なのに名前を呼び捨てで読んでいると、
本当にギャングの一味になってるみたいで面白かったです。

この作品は台詞にもト書きにも外の状況について一切説明がありません。
初演も再演も、深津の演出の時には説明はなく
役者同士で共通認識を持つこともなくやってました。
初演は阪神淡路大震災の翌年だったし、
みんなそれをイメージしてたと思います。
再演(2003年)の時には2001年の同時多発テロのイメージもありました。
今回は、震災、水害、放射能、いろんなことがありすぎて、
やる人間はもちろん観る人もいろんなことをイメージするんだろうなあ。

あ、ちょっとネタバレが過ぎましたか?
まあ、再再演ですしね。
設定は終末観たっぷりですけど、ウェットではなく、
乾いた感じで楽しめる作品になったらいいなあと思います。

はたもと

稽古スタートしました。

『深海魚』ようやく稽古がスタートしましたよ!

初演に出演していたはしぐちしんさん(コンブリ団)を始め、
『中野金属荘、PK戦』で、キレのいいナガブチを見せてくれた濱本直樹さん (DanieLonely)、
桃園会退団以来いろんな劇団で活躍している小坂浩之さん、
など、お久しぶりのメンバーと
あちこちで劇団員とも共演の多い松原一純さん (A級MissingLink)、
森本がぜひにと言う、若手女優で一番人気の佐々木ヤス子さん、
東京からわざわざ来ていただいた辻井彰太さん (トム・プロジェクト)
のはじめましてのメンバーと。

3月の公演まではまだまだありますが、
客演の皆さんもお忙しい方々ばかりですし、
インターバルも挟みつつ
ゆっくりと作っていこうということで、
この時期からスタートしました。

初めての方と顔合わせってほんとに緊張しますね。
もうずいぶん長くやっているけど(桃園会は25周年だ!)、いつも緊張です。
でも、わくわくします。
いい公演になりそうです。
皆様もご期待くださいね!

そうそう、実は、じみ~に、劇団員が増えています。
加納亮子が帰ってきました。
子育て中で、すぐに舞台に上がるということはありませんが
いろいろと応援してくれることになっています。
どこかで見かけたら、声をかけてやってくださいね。

そしてそして、稽古場日誌もスタート。
タイトルは『深海魚』だけど、天窓の向こうを意識して、
さわやかな空のデザインにしてみました。
さて、作品の中の空はどんな感じでしょうか。
それはこれからみんなで作っていきます。


はたもと
プロフィール

桃園会

  • Author:桃園会
  • 桃園会第50回公演
    『深海魚』
    作/深津篤史
    演出/森本洋史

    会場/ウイングフィールド
    2018年3月25日(日)-27日(火)

    詳しくは桃園会ホームページで!
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