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加納です。
「僕は誰にそれをあげるんやろう」終演いたしました。
ご来場くださった皆様、気にかけてくださった皆様、遠くで近くで助けて下さった皆様、本当にありがとうございました。こんなに楽しい時間をもらえて、感謝しかありません。

さて、これはみんなとバイバイし、家へ帰るバスの中で書いています。おわったらきっととっても寂しいのだろうと思っていましたが、平気です。拍子抜けです。演出の清水さんは北海道の方だし、下手すればもう2度と会えないのかもしれない。私は大人なので「きっと会える」「いつか会おう」が叶わないこともあるということをもう知っています。それでも寂しくない。本当ですよ寂しくない。短い時間の中でも、大切な何かはもうしっかりと交換されていて、たとえ私の意識が忘れても、細胞のどこかに残る感覚があるからです。ひとつ心残りがあるとしたら、清水さんに1度も触れなかったこと。しってます?触れたら細胞って行き来するんですって。私とあなたの細胞がふわふわと交換されるんです。私とあなたが混ざるんです。ああ、触ればよかった。そうすればもっと確かな繋がりを感じられたかもしれない。あんなに時間があったんだから、清水さんをサワサワサワサワ触りまくればよかった。遠慮なんかしなければよかった。欲を言えば音響さんにも照明さんにも舞台監督さんにも、ウイングのスタッフさんにもお手伝いに来てくださった方々にも観に来てくださったお客様にも、全員に触りたかった。ああ、寂しい。あっ、やっぱり寂しいのか、私。

こんなに寂しいのに、寝て起きたら、消えてしまいます。日常にあっさり持っていかれてしまいます。知ってるんです、大人だから。だから今は、この寂しい気持ちを味わおうと思います。私が眠りにつくまであと2時間。ああ、これはあと2時間の気持ちか。なんて儚いんだ!納得いかない!

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2022.08.28 Sun l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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